2007年5月29日火曜日

南部風の・・・

 ニューオリンズに来て2ヶ月。 
 最初は、あまりに色々なことがカリフォルニアと違うので、戸惑うこともありましたが、私は、この
「南部風」、けっこう好きです。

 まずダントツは、やっぱり、南部の食べ物ですねぇ。 
 シーフードはもちろん、ジャンバラヤ(パエリヤが基、といわれてますが、スパイスの効いた味つきごはんですね。)とか、フライドスイートポテト(お砂糖がかかってます!)とか大好きです。
 メキシカンフードを食べに行っても、「クロウフィッシュ入りのエンチラーダ」とか、南部風にアレンジされてて、妙においしかったです!

 それと、「Southern Hospitality」。
 
これは、いつでも訪問者を暖かく、家族のように迎え入れる、という南部独特の風習です。
 人によっては、あんまりなれなれしすぎて戸惑ってしまうようですが、私は、「あ、もうこの土地になじんでるんだ・・・」と思わせてくれるので、好きです。
 お店でも、レストランでも、みーんなほんとに親切。
 子供たちは、年上の人には、「Yes, Sir.」「Yes, Ma'am.」「Yes, Mr. ○○」(普通、○の中はラストネームですが、ここではファーストネームです。 これも面白いですね。)と、とっても礼儀正しいです。
 特に私が好きなのは、 年配の女の人が、年下の女の人を「Babe」と呼ぶこと。  私もお店とかでよくそう呼ばれますが、なんだか親しみが沸きます!

  パイナップルは、Southern Hospitality の象徴ですね。 
 これも、「パイナップルおたく」(といっても、いわゆる黄色と緑!なパイナップルじゃなくて、ちょっとしぶーい色の小物を集めるのが趣味です)の私にとって、うれしいことです!

 ただ、まだどーも慣れないのが、「南部なまり」の英語です。

 これは、以前アトランタに2年住んでた時も困ったのですが・・・ ニューオリンズの「南部なまり」は、はんぱじゃありません! だって、話してる人の唇をジィーっと見てても、さぁーっぱりわからないんですから・・・ でも、これだけは、慣れるしかないんでしょうね・・・

 庭で鳴いてるセミ(こっちではもうセミ、うるさいぐらいです)でさえ、「ミーンミーンミーン、YoYoYo!」と、南部なまりになってるYo-な気がしますよ、ほんとに・・・



 

2007年5月23日水曜日

ハリケーン

  って、ニューオリンズで有名なハリケーンカクテルのことじゃぁないですよ。

 これです。 これ。 ホンモノの、ハリケーン。
 今朝のニューオリンズの地元紙「The Times-Picayune」で、今年のハリケーンシーズンの予想が出ました。

ハリケーンシーズンは一応、6月1日(もう来週です)から11月30日まで(ながっ!)となってて、今年は、名前の付く(カトリナとかアンドリュウとかですね)暴風雨が13ー17件発生する、と予想されてます。
 そのうち、7ー10件がハリケーンになり、3-5件がカテゴリー3以上の、大型ハリケーンになるだろう、と言われています。
 
 そして、その進路ですが、フロリダ州からテキサス州までのメキシコ湾岸に上陸する可能性は、49%としています。
 で、7月末には、ニューオリンズエリアを直撃するのは15%だそうです。

 こうして数字で表すのが唯一の予想の方法なんでしょうが、どうも、ハリケーンを体験したことのない私にはピンと来ません。

 でも、記事の最後にこうありました。
 ”もし、今日、6-7件起こる交通事故のうち、1つがあなたに起こる(15%です!)とわかっていて、保険に入らずに車を運転しますか?”

 しませんっ!

 もう今日から、ハリケーン対策開始します。


 最後に、あんまりおいしそうなので(私は残念ながらお酒飲めませんが・・・)、ハリケーンカクテルのレシピを。

 2オンスのライトラム・ダークラム・パッションフルーツジュース、1オンスのオレンジジュース、1/2オンスのライムジュース、大匙1のシロップ・グラナダシロップを氷と一緒にシェイクして、グラスに注ぐ。オレンジスライスとチェリーを飾る。

 ちなみに、ハリケーンカクテル発祥の地は、第2次大戦中、ニューオリンズ・フレンチクォーターにある、「Pat O'Briens Bar」で、このグラスの形(ハリケーンキャンドルグラス)から名前がつけられたそうです。

 あー、おいしそ!




2007年5月21日月曜日

ニューオリンズ経済事情

 と、お堅ぁーいタイトルでスタートしましたが、 ある方(友人の友人である、神戸のMさん)のリクエストにお答えしまして、ニューオリンズのいろんなモノの値段などを、お教えします!




 まず「食」。 わかりやすいように、ブログに載せたものからまず・・・


 ボイルド・クロウフィッシュは、1ポンド$2.00ぐらい。 1キログラムが2.25パウンドだから・・・ 
1ポンド=440グラムぐらいですね。
 400グラムが$2.00として、 日本風に言うと、「グラム60円」ぐらいですかねぇ・・・
 ちなみに、昨日のブログの写真のクロウフィッシュは3パウンド(1.3キロ)です。


 ブルークラブは、私たちが食べたのは「ジャンボサイズ」で、1匹$3.25でした。



 スペイン料理は、Tapasからデザートまでフルコースで1人(チップも入れて)$24.00でした。
あ、この時は誰も飲まなかったので、「お酒代抜き」ということで・・・



 ニューオリンズ名物の「Cafe Du Monde」では、Beignet 3つとカフェオレ(スモール)のセットで、
$3.46(Tax込み)です。

 有名なフレンチクォーターのお店の他に、支店が何件かあります。 うちの近くにも1つあって、 お買い物の帰りによく1人で寄って、この粉砂糖がいーっぱいかかったBeignet(いわゆる揚げドーナッツですね・・・)3つ、ぺろりと食べてしまいます。 それと、ここのコーヒーは、Chicoryというキク科の植物がブレンドされてて、とってもコクがあります。 あ、このChicory、抗酸作用があって、若返りに効くそうです。って、揚げドーナツ3つも食べてたんじゃぁ・・・

 なんだか、私って、安いものしか食べてませんねぇ・・・ ま、それは一応関西育ちで、「高くておいしいのはあたりまえ、安くておいしい物に価値がある!」という信条でやってますのでっ!

 ついでに、ガソリン:

 こっちに引っ越してきた時(3月末)は、1ガロン$2.00強でしたが、今は、ガロン$3.00弱です!全米でも、ニューオリンズはまだ安い方みたいですが・・・

 もひとつついでに「衣」:

 これは、服の値段の情報ではないのですが・・・ 先日アウトレットに買い物に行きました。 サンディエゴでは、セールになってるのは、売れ残りのサイズ14とか18とか(日本で言うLLLとかでしょうか・・・)だったのに、こちらでは、サイズ1や2や4(XS・Sですね)が大量にセールになってます! やっぱり「全米糖尿率第2位」のルイジアナ、ビッグサイズの方が多いんでしょうか・・・ おっきいサイズはすぐに売れちゃうんでしょうね。

 ちなみに私はだいたいいつもサイズSなので、こっちではいつもセールでお洋服が買える!ということです。 ちょっとうれしい発見でした!

 でも、今のペースでおいしい物ばっかり食べ続けてたら・・・・・?

 

 

 

 

 

ある週末の1日

 先週末、お昼からお友達のまなちゃんとぴーちゃん姉妹がうちに遊びに来てくれました。
 2人ともニューオリンズ大の学生さんで、とぉーってもイイ子たちです。 
 まなちゃんは、ハリケーンカトリナを体験したのに、またココに住んでる、ニューオリンズ好きです。
 ぴーちゃんは、ルイジアナ州滞在10年という、ベテランさん。
 彼女たちのおかげで、私がココをエンジョイできてる(引越ししてきてすぐなのに!)というわけです。

 「水着忘れないよーにね!」という私のことばを守り、お洋服の下にちゃぁーんと水着を着て現れた2人。 その上、まなちゃんは、ランチの後、すぐにプールのお掃除を始めてくれました!(↓)
仲良く泳いでるまな・ぴー姉妹。↓

ぴーちゃん、コードに引っかかってますよぉー!って、どうもまなちゃんにグイグイ押されてるもよう・・・
 用事があって先に帰ったまなちゃん。 その後は、ぴーちゃんとふたりで、暴食してしまいました。
  
 まず、うちの近所の「Sea Food Pot」(ローカルばっかりで、けっこう穴場!)でクロウフィッシュ3パウンド(クロウフィッシュにはうるさいぴーちゃんが、おいしい!と言いました!)・ジャンボサイズのブルークラブ4匹・ボイルドコーンを平らげました。
 こぉーんなにおっきいかにっ! ↓
 
 あ、ここのお店のホームメイドのチーズケーキもとろーりとしてて、チョーおいしかったです。
 で、その後、別のお友達が働いてる、アップタウンの「Little Tokyo」というバーへ行って、またもや、デザートを食べました。
 バナナのてんぷら(ハニーがかかってて、おいしー!)と抹茶アイス。 一緒に食べると、熱いのと冷たいのとが混ざって、さいこー!
 これは、すしバーの上にあった、魚のカタチのライト。 ↓
 あ、忘れてました。ランチの後もハーゲンダッツのアイス3種、食べてました・・・・
 二十代のぴーちゃんにつられて、おんなじよーに食べてた○十代の私って・・・(汗)
 「ダイエットは来週からっ!」
 





2007年5月20日日曜日

マグノリア

 うちの庭のマグノリアが、やぁーっと咲き始めました。

 マグノリア、日本では「泰山木」。 
 私はずーっと、マグノリア=木蓮、だと思ってたんですねぇ・・・
 だから、(おー!さすがアメリカに生えてる木蓮は、葉っぱも花もスケールが大きい!)なんて、感心してました。

 お・ば・か・・・

 一応、モクレン科ですが、違うものです。

 ま、それはさておき、ご近所のマグノリアは、もう、ずいぶん前から咲いてたのですが、うちのはいったいどーなってんのぉ?と、思ってたのです。

 あー、よかったよかった。 1つ咲き始めると、どんどんつぼみが膨らみ始め、 


直径20センチぐらいの花が、どーんと咲きます。
 (これは↑ちょっともう咲ききった、という感じですね・・・)
 花のダイナミックさに比べて、とぉーってもさっぱりした香りがします。
 
 この木は(↓)、うちにある4本のマグノリアのうちで、1番背が高い(20メートルはありますね・・・)木です。
ちょっと写真ではわかりにくいですが、白い花がちらほらついてます。
 ま、難を言えば、マグノリアは花がふたつみっつ咲いて、開ききったら次が咲き始め、というペースなので、いっそ、さくらのように、どぉーん! まんかぁーい! と、木が真っ白になるぐらいに咲いてほしいです。
 あっ、でもそしたら、はなびらもいっきに散るっていうことですね・・・
 ヒェーッ! こんなでっかくて分厚い花びらが何百枚もいっきに地面に落ちたら・・・・
 あぁぁ、私って、ほんとにお・ば・か・・・
 やっぱり、ゆぅーっくり咲いていくペースが、風情があっていいですね!
 
 


2007年5月18日金曜日

卒業式

 うちの柴犬、生後6ヶ月のさくらが、3月末から通ってたしつけ教室の「Puppy Class」を無事、卒業しました。

 始めは8匹いた生徒も、ドロップアウトが相次ぎ、結局卒業できたのは、3匹だけ・・・

 まず3匹並んで「伏せ」をして待ち、名前を呼ばれて前へ出て行く・・・・・

 うちの「さくら」! ↓ (すでにちょっとウルウルしてる 私・・・)





 先生のロビンから卒業証書をもらい、先生と握手するさくら。↓

 って、単に「お手」をやってるんですけどね。 (その証拠に、さくらの目線はしっかり、先生のウエストポーチの中のトリートに・・・)
 このロビン先生、ちょっとぽっちゃりめですが、とぉーっても姿勢がいいんです。 その上すごい外また(がにまたじゃあ、ないですよ。 つま先が外向いてるんですね)。 
 同じ穴のムジナ、いえ、同業者だな! と察した私は、さっそく彼女に、「ダンスやってたの?」と、聞いてみました。
 すると、「今はダンス教えてるのよ。」と言う返事。
 やっぱりね!
 で、色々聞いてると、彼女はご主人とダンススタジオを経営してるんだけど、ハリケーンカトリナの時に、スタジオも家も、何もかも失ってしまったそうです。 で、一時はあきらめかけたんだけど、色んな人の協力で、またスタジオをオープンできたそうです。 でも、やっぱりカトリナの後は、生徒の数が激減して、今は、このドッグトレーナーの仕事とかけもちで、1日も休まず働いてるそうです。
 で、彼女はこう言いました。
 「毎日ほんと大変だけど、私はラッキーよ。 自分の好きなことが仕事だから・・・、それにニューオリンズにいたいし・・・」
 ニューオリニアン、熱い!
 私はまだこっちに来て2ヶ月弱ですが、ココに住んでる人たちは、ほんとにココ、ニューオリンズが大好きなんだ、ということが、よーくわかります!
 さて、そんな、ロビンとの会話を思い出しながら、先生と握手してる(お手ですけど・・・)さくらを見てたら、ほんとにウルウルしてきました。
 がっ!
 例の四角い帽子を被って記念写真! となったら、さくらったら異常に、ほんとに、チョー帽子を嫌がり、もー、無理やり被せるしかない! とドタバタして撮った「記念」写真が・・・
      これ。↓
 とほほ・・・・
 他の犬は、頭にちょこんと帽子を乗せて、パパやママたちとおとなしく記念写真を撮ってるのに・・・
 うちのさくら、これじゃまるで「ポパイの卒業式」っす・・・
 
 


2007年5月17日木曜日

スペイン料理

 昨日、ニューオリンズに来てからお友達になった、ともちゃん、たかちゃん、まなちゃん、ぴーちゃんと一緒に、とってもおいしいスペイン料理を食べに行きました!

 なんでニューオリンズでスペイン料理? と思うかもしれませんが、ニューオリンズは、レストランのレベル、ほんとに高いと思います。 競争が激しくて、おいしくないと、どんどん潰れていってしまうんじゃないでしょうか・・・
 
 私たちが行ったのは、Esplanade Aveにある「Lolas」というお店で、ほんとにちっちゃいお店なんですが、7時過ぎに着いた時には、平日なのに、外に15-6人が待ってる状態。

 私たちも、すぐにリストに名前を載せて、待つこと、なんと1時間ちょっと!
 
 でも、小雨の降る中、待った甲斐がありました!

 出てくるお料理、ぜーんぶおいしぃーっ!

 まず、Tapas、前菜ですね。↓


 手前から、ハウスサラダ(オリーブオイル・バルサミコのドレッシング、さいこー!)、 白身魚と海老のセビーチェ、 カラマリステーキ(暑さ1センチぐらいのイカ! スパイシーな豆のディップがまたおいしー!)。  スープは、ガスパチョ とガーリックスープ (これがまたおいしかったの! ぴーちゃんは、「なんかカップラーメンのスープににんにく入れたみたいな・・・」と言いながら、一人で飲んでました。)

 そして! 待望の「パエリヤーっ!」 ↓

 直径30センチ強の「XLシーフードパエリヤ」をオーダーしました。

 ごはんにシーフードの味がしっかり沁み込んでて、ほんとにおいしい!
 
 Tapasをあれだけ食べた後、これはちょっと多いかな? と思いましたが、なんのことはない、あっというまにペロリ!でした。
 
 その上、この直後、デザート3種(フラン、アーモンドヌガーのアイスクリーム、チョコレートケーキ)も、ペロリ!(すみません・・・あんまりおいしそうで、食べる前に写真撮り損ねました・・・)

 恐るべし、小柄な日本人女性! 

 でも、ほぉーんとにおいしかった!

 蚊に食われながら待った価値、「大!」でした。
 
 

2007年5月15日火曜日

クロウフィッシュ・シーズン

 毎年、暖かくなり始める1・2月ごろから5・6月ごろまで、ここニューオリンズでは「クロウフィッシュ・シーズン」です。
 
 クロウフィッシュ、イコール、みなさんが昔捕まえたり、ペットにしてたりした、
                      
                「アメリカザリガニ」 ↓ です。
                             

 が、この時期のクロウフィッシュは、身がプリプリしてて、ほんとにおいしいんです。

 私も最初は「え゛ーっ! ザリガニィー?」と、ちょっと引いてしまいましたが、色んなスパイスと、レモン・マッシュルーム・ポテト・コーン(時々水草のよーなものもはいってます!)なんかと一緒に、

                   どぉーんと茹でてあるクロウフィッシュ

は、トライする価値、「大!」です。

 食べ方は、まず頭をキュッ!とツイストオフして、それをギュゥーッと押しつぶしながら・・・

                チュゥゥーッと吸います。 ↓


 ピリピリしたスパイスと、濃厚なかに味噌(?)の味が、きっと日本人のみなさんにはたまらないと思います。

 そして、全身に比べてとってもちっちゃい身をプリン!と剥いて食べますが、ちょうどいい塩気とスパイスで、何にもつけなくてもおいしぃーっ!

 この「身」を食べる時、人によってそれぞれですが、泥臭さが気になる方は、しっかり背綿を取り除くと良いと思います。

 ま、地元のひとたちはぜーんぜん気にしてないようですが・・・

  
 このクロウフィッシュ、1度食べるとけっこうはまってしまいます。 でも食べ過ぎると唇がヒリヒリして、
「たらこちゃん」になりますからご注意!

 さて、あとちょっとのクロウフィッシュ・シーズン。 がんばって食べ収めしまぁーす!